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ウッドランドのワイルドフラワー 春 グリーティングカード (メール便可) HLCS01

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春のウッドランドに咲くワイルドフラワーたち。
タンポポ、ブルーベル、新しい葉、夕暮れにさしかかったころの光。

3つ折りすると洋2号サイズになります。
少しざらつきのあるオフ・ホワイト・マット紙を使用しています。
お礼状や友人へのお便り、バースデーカードなど、一年中お使いいただけます。
ラブリー・クオリティなカードとリサイクル茶封筒です。

●大きさ 縦14.8cm×横10.5cm 
●リサイクル茶封筒1枚付き
●イギリス スコットランド製
●イラスト作成から印刷まですべて手作業で作っています 
●季節のあいさつ、誕生日プレゼント、結婚祝い
●プラスティック袋削減のため個包装していません。ご了承ください

「ロックダウンのワイルドフラワー:わたしの一番大きな絵ができるまで」

今までで一番大きく、時間をかけて、大好きな絵を完成させました。

今回は、その経緯をお伝えします。

ロックダウン 2020

どれほど異例な状況だったか、忘れることもありますが、ときどき細かいことを思い出します。

例えば、公園の門に鎖が巻かれているとか、1日1回しか家から出て運動できないとか、スーパーでパスタが買えないとか、あの奇妙でおかしな月日に引き戻されます。

2020年3月から6月は、孫の代まで語り継がれる月日となるでしょう。

わたしにとって、これほど恵まれた立場はありませんでした。

とにかく自宅で仕事をし、安全で幸せな家庭を持ち、家はとても美しいウッドランドの中にあるのですから。

息子が1歳になったのは、最初のロックダウンの時でした。

まだ、おんぶして散歩に行けるほどの大きさでした。

わたしたちは、そのころ愛犬バディもまだ一緒でした。

毎日、ほとんど快晴。

わたしたちは、何時間も何時間もウッドランドの中を歩きました(ピクニックもしました。 内緒ですけど)

春は、日々変わっていくので、同じ道を歩いても飽きません。

ウッドランドのフロアに順番に咲きはじめるワイルドフラワーの波に恋をしていました。

すべての花の名前も覚えましたが、すぐに忘れてしまいました。


そのときから、頭の中で描きたい絵をイメージするようになりました。

それは、階段とカワセミコーナーの間にある、タンポポとブルーベルが所狭しと咲いている道の一部分です。

6:00pm、おそい午後の日差しの中でのウォーキングは、まさに天国のようでした。

その時間、写真をたくさん撮りました。

1年後の2021年6月、ついに、絵の構想を練りはじめます。


描きたい構図の写真が1枚もなかったので、4枚の写真をつなぎ合わせてレイアウトしました。

わたしは、いつもこのようにしてやっています:絵を描く大きさに写真をプリントし、その必要な部分を切り取り、レイアウトのテンプレートを作ります。

描き始めるときに何がどこにあるのかがわかるように、テンプレートを使って、全体のガイドラインを決めていきます。

絵は、31 x 11インチ(78.74×27.94cm)

わたしには、大きな絵となりました。

全部並べるのに数時間かかりました。

そして、いよいよ本格的な作業に入ることになります。


いつも左上から描き始めます。

いつもどおり。

最初のひと描き、少し描き始めると気分が高まってきます。

下書きをし、絵の雰囲気を作り始めます。

この時点で、わたしはいつも「これはすぐに描ける」と自分に言い聞かせています。

4ヵ月後、絵はまだ2割弱ほどをうろうろしていました。

進み具合はゆっくりでした。

秋の終わりごろになって、まとまった時間を確保できるようになり、はかどるようになりました。

大きなふわふわのタンポポの綿毛を描き終えたあたりで、いいものになりそうだと感じました。
(絵がうまくいくかどうかは、自分次第だとあまり思っていません。 絵の神様が決めてくれるのです)

何時間も何時間も何時間もかかって、鉛筆描きが終わりました。

本当に嬉しかった。

このまま何も色を付けずに、そのままの方がいいと、本当に、本当に思っていました。

でも、数か月前ロックダウンのときに歩いたウッドランドで頭の中に描いていた絵には、おそめの午後の陽射しの中に明るい黄色いタンポポの花がありました。

それをわたしは描き残しておきたいと思ったのです。

ロックダウン中の早めの夕暮れに、ウッドランドで自由になることで感じた穏やかさ、そして喜びです。

あの感覚は、黒でも白でもグレーでもありませんでした。

それを大事にしようと決めました。


水彩絵の具で色を入れ始めて間もなく、わたしは深く落ち込みました。

わたしは確かに、色がない方が好きなのです。

とても大きな愚かなビリーのような気分でした。

でも、わたしは前向きに、色を付け、色の上にまた鉛筆で描き足しました。

暗い部分をもっと暗くする必要があることに気づいたからです。

それがカギとなりました。

それからは、また楽しくなってきました。

水彩画の上に鉛筆で描くというのは、とてもいい工程でした。

鉛筆で描くと、紙の上に顔料が乗っているので、少し濃く、少し太めに仕上がります。


鉛筆、水彩、また鉛筆と重ねることで、かなり納得のいくものができました。

色鉛筆も少し使い、白のゲルペンも使いました。

そして、完成。

パンデミックによって、私たちの日常が見違えるほど変わってから約2年後、大きなロックダウンの絵を描き終えました。

懐かしさのせいか、それとも30時間以上眺めていたせいか、今までで一番好きな作品になったかも、と思っています。

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